うまかっちゃんの神秘
皆さんはうまかっちゃんというインスタントラーメンを知っているだろうか。
北海道出身の私は九州に住み始めたとき初めて目の当たりにした。豚骨で売っているインスタントラーメンである。
ぶんかはこんなにちがうんだよ
北海道にも九州にも住んだことのない人向けに説明をさせていただくと、北海道と九州は大きく文化が違う。
言葉、気候、道路、お酒、味噌醤油の味、結婚式の仕組み、まあ全然違う。どれぐらい違うかというと、外国に来た気分になる。それぐらい違う。
そんな中、こちらにきて驚いたものの一つにインスタントラーメンがあった。
このうまかっちゃんというラーメンは豚骨ベースのスープを採用したインスタントラーメンです。宮崎の大学時代こっちで袋麺といえばうまかっちゃんをイメージするような感じらしい（ソースは友人の言葉なので信ぴょう性は低い）。
僕は最初食べた時に、「独特の匂いがダメだ」と思ってしまい、しばらくの間忌避してました。「独特の匂い」といいましたが、これはつまり豚骨の匂いをさします。
何を隠そう、北海道帯広は豚骨ラーメンがあまり見られませんでした。札幌とかだとあるのかもしれないですが。少なくとも私が住んでいるときはほとんど見かけなかった気がします。インスタントラーメンといえばサッポロ、焼きそばといえばやきそば弁当、焼肉といえばジンギスカン。偏った文化圏。
しかし住めば都、豚骨の匂いもいい香りに成り代わり、味に関してもこれが定番という感じになってきます、当然。今は豚骨が大好き。匂いが強ければ強いほど垂涎します。じゅるり。
当然インスタントラーメンを選択するときもサッポロ一番からうまかっちゃんへと変化を遂げるのです。
まとめ
うまかっちゃんはマイルドな豚骨味で、中に付属しているオイルが決めて、豚骨らしさを加えます。麺は通常のインスタントラーメンと変わりませんが、茹で時間を短くして。ネギを刻み、紅生姜をのせればもう完璧です。紅生姜と豚骨ってなんでこんなに合うんだろう。
ちなみにサッポロ一番はもやしを載せればそれらしいラーメンになりますよね。インスタントラーメンもうまくできている。
普段はできるだけ食品添加物を取らないように行きていますが、どうしても食べたいときに袋を買ってきてしまいます。うまかっちゃんはスーパーでコンスタントに安く買えるのも嬉しいところなのです。心の味方、体の敵。
インスタントラーメンと言いつつもこれは侮れない。文化が見えます。韓国の辛ラーメン、スパイスの効いた東南アジアの名前が読めないインスタントラーメンたち、そしてうまかっちゃん。世界各国の麺文化圏にはソウルインスタント麺みたいなものってあるんだろうか？イタリアの人はUFOのスパゲッティとか食べるのだろうか？
今回は引き出しの整理をしていて、余っているのを見つけてしまったのですがとりあえず食べる予定はありません。
しかしながら冷蔵庫には紅生姜と長ネギ、そして正月に作った角煮が余っている。
