僕たちのおやつは(たまに)珍味だった


私の地元には、ある季節になるとポテトチップス箱買いし、ばりばり食べる風習がありました。友達の家に遊びにいく時はいつもポテチを持っていく。ポテチ大好き。北海道の大農業地帯十勝で農家の一風景かもしれません。

そう言った農産物もさることながら、割と浜で獲れるものも豊富らしく、以前紹介した広尾などは聞いた話によると「なんでも取れる」らしい。
なんでもなんて大げさな…という風に考えていたが豊富な漁場であることは間違いないみたいで、今回お土産として持って帰って来た珍味のメーカーを見ると本当に色々取れることがわかります。

www.yamamotosuisan.jp

小さな頃に、たまに鮭とばとか、氷下魚とか乾き物を3時のおやつ代わりに食べていたので、久しぶりにこの前買って来た氷下魚の乾物を食べたのだけれど、なんとまあ美味い。 このメーカーすごい。

北の文化がイマイチピンとこない方も読んでいる(であろう)ことを想定して少し用語解説をしておくと…
氷下魚…「コマイ」と読み、タラの仲間らしい。北海道の乾き物の代名詞と言っても過言ではないかもしれません。これを炙って、マヨネーズに七味唐辛子をふりかけたものにつけて食べる。美味い。
・ルイベ…アイヌ語がルーツで、融けかけたものというのが本義らしい(ルイベ - Wikipedia)。実際に私たちも半分解凍されたタコや魚を刺身として正月に食べたりしていました。今回の鮭とばルイベは寒風にさらして干したり融かしたりを繰り返しているものなのかもしれません。

ばあちゃんに紹介してもらった店で買ったものなので、きっと幼い頃から同じものを食べていたのでしょう。贅沢なこと。今食べると断然お酒が欲しくなりますが、ご飯を作って落ち着いたら焼酎と合わせてみようと思います。乾き物付きの方是非。冷凍された魚もたくさんあったので、全ての海産物好きにオススメしたいです。

僕が生まれるずっと前の話を聞いていると、カニをおやつ代わりに食べていたとか、数の子なんて掃いて捨てるほど取れたとかにわかに信じがたい話もたまに聞けるので、僕の子ども世代にも伝えられるお話集めもしてみたい。

広尾については以下の記事も参照してみてください。

keburou.hatenablog.com

 息子もしっかり3時のおやつに珍味を食べる子になってほしいです。顎も強く

なるし。

f:id:keburou:20181128211845j:plain

トースターで炙った氷下魚。こいつは美味そうだ!